シューケアクリームの中身の中身

先日某メーカーさんにお邪魔した際に、色々とお土産をもらいました。

そのなかにシューケア用クリームの原料であるワックスとオイルが数種類あります。

 

かなぁーりマニアックな内容になりますが、皆様は興味ありますか?

 

 

 

 

 

 

・・・無くても大丈夫!!!

そのまま続けます!

 

まずクリームの種類。

乳化性クリームと油性クリーム。

今回は乳化性クリームの話。

更に乳化性クリームの中でもデリケートクリームかカラークリーム。

今回はカラークリームの話。

 

さて、ここまででかなりこの記事を読む人が減ったかと思います。

でもまだまだ!!

この先もう少し減るはず!

 

その乳化性クリームを構成している主な成分ですが、

水分・油分・ワックス(ロウ)

になります、今日はその中でもワックスについてのお話です。

 

 

大丈夫ですか?

ついてきてます?

たぶんここまで読んだ人ならきっと最後まで読んでくれるはず!!!!

そ、そう信じてます・・・

 

ワックスはクリームの中でも光沢を出す為の成分です。

このワックスが無いといくらブラシで伸ばしても、グローブで乾拭きをしても綺麗なツヤを出すことはできません。

更に乾燥して靴を保護したり、ベタベタしないようにするのもこのワックスが入っているからなんです!!!

更に驚くべきはその種類!

代表的なカルナバワックスを初め、パラフィン、モンタンワックス、蜜蝋、雪ろう、ライスワックス、クリスタリン、エタノール・・・・その他たくさんです。

ちなみにカルナバはヤシの木の一種で、そのワックスは光沢が強く硬い為カーワックスにも使用されています。

 

 

他にも皆さんご存知の蜜蝋。

ハチの巣をつくっているあれです。

そしてちょっと珍しいのは雪ロウ。

 

イボタロウカイガラムシという虫が分泌するロウを集めた物。

今はほとんど輸入らしいですが、昔は日本でもとれたとか・・・

虫って本当にすごい。

 

その何十種類あるワックスを、なんと20種類近くツヤの良しあし、硬さや色みなどの特徴で混ぜ合わせ、良いところをギュッと詰め込んで1つのクリームが出来ます。

もちろん色ごとに微妙に配合を変えているそうです。

しかもワックスそれぞれの融点が異なる為、かなりの高温で溶かし混ぜ合わせるのですが、温度が高ければ染料などの色に影響してしまうことも多く、試行錯誤を繰り返し、絶妙な割合の上に成り立ってできているもの、そう考えると1つ900円前後のクリーム・・・ちょっと安いかもって気持ちには・・・ならないか。

 

 

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 最後にワックスの画像を載せておきます!

でも全部白くて飛んじゃってうまく取れなかった・・・

ごつごつ感とつぶつぶ感だけでも伝われば嬉しいです。

 

実物を見てみたい触ってみたい!

という変わった方は、店頭に本物を置いておきますので是非見に来てください!!!!

お待ち申し上げております。

こんなマニアックなブログにお付き合いいただきまして、ありがとうございました。