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リムーバーの必要性。

こんにちは。

今日も靴磨きのお話。

 

まずはこの写真をご覧ください。

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よく見かける、紳士靴のキズの入り方です。

反対側の踵やソールがぶつかって擦れたために、つま先の塗装が剥がれて表面が荒れてしまっているため光沢がなくなってしまっています。

さて、皆さんはこれをどうやってケアをしますか?

 

とりあえず乳化性のクリームを入れてみる?

それとも油性クリーム(WAX)を塗って隠しちゃう?

あの、あれだ!磨くだけで光るスポンジ的なやつを使えば!!!

等々いろいろあると思いますが、とりあえずちょっとやってみました。

 

①軽く汚れをふき取り乳化性クリーム

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表面の光沢はでるものの、深く入った傷は目立ったまま。

しかもブラックレザーの光り方にムラがあり見た目はあまり美しくない仕上りに・・・

 

 

②汚れをふき取り油性クリーム(wax)

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①で使用した靴を使っているので、かなり良くはなっているかと思います・・・が。

やっぱり光沢にムラがでてしまい、削れていたところが分かるところは乳化性クリームの時と同じです。

 

ではどうすればよいのか?

クリームを塗っただけではどうしても改善できないものがたくさんあります!

しかも光沢を出すためにクリームを厚塗りせずに薄く均等に塗っている方ほど、上記のような症状は出やすくなってしまいます。

そこで今回のケアで一番重要なのは・・・

「革の表面を平らにすること」

元々の塗装が削れて剥がれてしまっているわけですから、削れている部分が凹み削れていない部分は元の高さのままです。

ですので均一にクリームを塗ってもその凹凸が表面に反映されるので、光沢にムラがでたり、傷がそのまま残っているように見えてしまったりと、綺麗に仕上がりません。

 

そこで・・・

こんな感じ。

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ここまでリムーバーで元々の塗装やクリームを落としちゃいましょう!!

傷が入っていたキャップトゥのパーツをまるっと傷がないところの塗装まで強めのリムーバーで落とします。

今回はSAPHIRのRENOMAT REMOVERを使用しました(結構強力なので使用には注意が必要です。)

これで先ほど話していた凸凹はなくなっているはずですので早速クリームを入れていきます。

 

すると・・・

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こんな感じです。

つま先の深い傷はベースの革に傷が入っていたためとりきれませんでしたが、その他はほぼ分からないくらいまで色が乗りました!

本当は番手の大きい紙やすりでキズを削りたかったんですが、今回は割愛します。

 

リムーバーは革を痛めるというネットの記事や噂を耳にしますが、何度も強く擦ったり、溶剤が多く含まれているものを毎日のように使用するなど、誤った使い方をせず。必要に応じて使用するのであれば革の状態を良く保つことができ、上記の様に見た目を美しく保つことにもつながります。

 

是非お試しください!!