試行錯誤。
こんにちは!
今日もまたまた靴磨きのお話。
靴のケアとポリッシュとクリーニングの違いについて考えてみたことはありますか?
個人的に思うのが。
ケアは靴を長持ちさせるためにすること。
ポリッシュは見た目を良くするためにすること。
クリーニングは水や洗剤を使って洗うこと。
それぞれの目的や用途を使い分けることで、足元を綺麗に、また気に入った靴を長く履けるようにしていくことができるのですが、当店でやることが多いのがケアの後に本来の革の光沢を出すこと。
水分や油分をしっかり入れ保革した後、ポリッシュ程ではないけどしっかりと革本来のツヤを出してあげる。
と、いうことをやっているんですが・・・
たまに気になるのがこういう靴。
擦り傷が痛そうなつま先が削れてしまっている靴。
もちろんいつも通り周りのクリームやロウの膜を落とした後、乾燥しているところには保湿剤を入れて保革をするのですが、どうしても傷跡が気になる・・・
本来なら傷も革特有の味になるところなのですが、気になる・・・
と、いうことで隠してみました。
こんな感じに。
全体の自然なグラデーションを壊さないよう、つま先の削れだけを隠すような感じで仕上げています。
見た目は綺麗ですが、あまりやりすぎるとお客様がケアをしようとした時に剥がれてしまう危険性もあるので、ほどほどに。
やり過ぎるとご自宅でのケアが難しい・・
でももっときれいにしたい・・・
この間をいつも試行錯誤してます。
でも、より良い仕事の為の試行錯誤は楽しい!!